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中西悟堂先生の「野鳥村」構想の地

多摩川と玉川上水とが並行している地域の加美上水公園には、中西悟堂先生の「野鳥村構想の地を記したプレートが設置されている。
それは2015年に中西悟堂先生生誕120年を記念して、中西悟堂協会が有志の寄付をもとに設置したものでした。
僕が中西悟堂先生に関心を持ったきっかけが、悟堂先生が若い時に修行のため山中に入って108日間の坐業と各21日間の滝の行、断食の行を得て健康体となられたときのエピソードだった。 秩父山中の寺での修行時、来る日も来る日も岩の上に座していると、どこからともなく野の鳥がやってきては身体に止りさえずったという。
 悟堂先生はその当時の歌人らとも交友があったが、1926年より千歳烏山に移り作家活動の傍らに昆虫や野鳥の観察も始められた。それから暫くして全国の山々をめぐり野鳥の観察を行っている。実は「野鳥」という言葉は悟堂先生が名付け親です。なんと自宅では放し飼いをしていたというエピソードがある。それまでの日本では渡り鳥などは網で捕まえて食べていたり、カゴで飼っていたりもした。悟堂先生は、常々「野の鳥は野にあってこそ大自然が守られ、我々の生活もできているのだ」との活動を始められ、日本野鳥の会が創設されていく。
1954年ころまでこの福生の地に住まわれ、活動され「野鳥の里=サンクチュアリ」の実現を試みられていたという。しかし、その志は諸般の事情によって打ち砕かれ実現にならなかったという。
 自分は信州の諏訪の地で生まれて育った身ではあるが、幼少の頃より近くの塩嶺において5月の毎週日曜日に探鳥会が催されておりそれが今の時代になっても受け継がれて行われているという。諏訪では有名な「小鳥バス」なのだ。早朝の上諏訪駅4:50分→下諏訪大社四つ角5:10→岡谷駅5:25→塩嶺着5:50でバスが運行される。事前予約だそうです。帰りは塩嶺8:30→上諏訪駅9:30着。先着40名。6月18日日曜日は子供向けの探鳥会を実施予定だそうです。「塩嶺・小鳥バス」で検索してみてください。


中西悟堂先生


  • Posted by バンブーマン. at 2023年05月04日21:04